店舗運営

飲食店での常識『QSC』とは

飲食店に勤めている方は常識となっているでしょうか?

そんなこと常識だとい方も、

初めて聞いたという方もこちらの記事で少し深堀してみましょう!

 

QSCとは

 

QSCとはマクドナルドコーポレーション 創業者 レイ・A・クロックが提唱したものです。

繁盛店を作ったマクドナルド兄弟の店を見て、交渉の結果フランチャイズ権を獲得。

その後、当時は飲食店での細分化されたマニュアルなどはなかったにもかかわらず、関係者細かなマニュアルを配布し、誰が調理をしても同じ品質の商品ができるようにしました。

その中で唱えられていたのがこのQSCです。

Q:クオリティ

Q=クオリティ(商品の質)

商品の価値というのは、クオリティとクォンティティ。つまり質と量で決まります。

価値を売価と置き換えるならば、

 

質の悪いお肉で量が少ない

最も価値が低い

 

質の良い肉で量が少ない=質の悪い肉で量が多い

通常の価値

 

質の良い肉で量が多い

最も価値が高い

 

上記のような関係になります。

 

お客様が飲食店に来店する唯一の理由は「食事をすること」です。

食事をするにあたって今日食べるものである我々が提供する商品は、常に高い品質でなければなりません。

 

チェーンストアにおいては、均一であること、どこの店舗でも同じ質での商品が提供されることがブランド力になり、お客様の期待になります。

 

定められた量目、定められた品質を守ることが現代での飲食店におけるクオリティなります。

S:サービス

S=サービス(接客)

食事というのは、自宅でもできます。

お客様が外食店に足を運ぶ理由の一つに、「手間を省きたい」という気持ちは少なからずあるはずです。

自宅での調理が手間である、テーブルに運ぶまでも手間である。

おいしい食事を席について待っていたら提供してもらえる

お客様が求めていることの一つです。

 

業種によって求められるサービスは様々で、

ホテルのレストランであればきめ細やかな気配りを要求されるでしょうし、

町の小さな定食屋であれば、店主の粋な接客態度が評価されるかもしれません。

海外の飲食店に入ると驚愕しますが、日本で求められる接客の質は非常に高いと感じております。

C:クリンリネス

C=クリンリネス(清潔さ)

日本では保健所が飲食店の監視をし保健衛生に勤めておりますが、

当然現場にいる我々も日ごろから気にしなければならないことです。

 

その中でも、クリンリネス=清潔さはお客様から見て取れる大事な要素です。

もちろん食中毒を発生させないために、衛生に気を付けるのは当然ですが、

それと同時に、お客様が食事をする環境が不潔ではないか、見て取れる汚れが発生していないかというのも経営における大事な要素となります。

 

ここで気を付けなければいけないのが、

クリンリネスとサニテーションは別の意味がある

ということです。

サニテーションは衛生の事で、殺菌作業や洗浄作業です。

当然力を入れなければならない内容ですが、ここでいうクリンリネスとは客席の清掃であったり、トイレを綺麗に保つことであったりと清潔であることに重きを置いております。

 

通常の営業時でもこの二つを混同してしまうと、どちらかが欠けてしまうことになりかねません。

店を綺麗にすると意気込んでいるばっかりで、クリンリネスとサニテーションを混同し、どちらか片方のみの取り組みを行っているのであれば、それは今から見直すべきです。

 

QSCのどれが欠如してもダメ

「QSC」のうちのどれが欠けてもお客様の来店は見込めません。

どれだけいい商品を提供していても、ほかの二つが欠如していればお客様は二度ときませんし、サービスとクリンリネスだけがよく、商品がだめであれば目も当てられません。

お店で働く上での基本行動指針となっていきます。

 

チェーンストアにおいては、他の店舗と比べて一定の水準が保てているか、

競合他社と比べてどのような状態にあるのか、QSCが低いのであればそもそものマニュアルを変更するように会社に提言する必要があるのか、といったところまで考え、追及していく必要があります。

 

最近のQSC

近年、マクドナルドではQSCVという言葉を使っております。

上記でお話ししたQSCに加え、V=ヴァリュー:価値を高めるという考え方です。

また、飲食業界ではQSCAやQSCHなどもございます。

V:ヴァリュー

V=ヴァリュー(価値)

ここでの価値とは、お得であったか=払った対価に見合う、もしくはそれ以上の食事体験があったか。

価値がある食事の時間になったのか。

 

飲食を、ただの食事とはとらえず、楽しむ体験であり価値を見出す必要があるものだ、という考え方を付け加えたものです。

 

A:アトモスファー

A=アトモスファー(雰囲気づくり)

店内にくつろげる雰囲気があるか。

お店イメージに合った照明があるか観葉植物があるのか、どのような雰囲気を提供する場所なのかという店舗での雰囲気を加えたものです。

 

H:ホスピタリティー

H=ホスピタリティー(おもてなし)

よくS=サービス(接客)と混同しがちですが、全く違うものです。

サービスとは、お客様に対して気を配ることであり、受動的かつ最低限度のものを指します。

S=サービスのカテゴリでも記載いたしましたが、日本国内では非常に高い接客レベルが求められており、すでにこちらの内容も包括していると考えられます。

お客様に喜んでもらうプラスアルファの接客をホスピタリティーとして差別化することで取り組む内容に関しても明確化するという考え方の元付加されているものです。

 

 

いかがだったでしょうか?

一言にQSCといえど、今まで聞かなかった言葉も出てきたのではないでしょうか?

 

 

いずれにしてもお客様のニーズにあった運営をしていくことで、来店頻度を上げる、客単価を上げることで売上の向上に努めるというのは変わりません!